梅雨夕焼け、梅雨の雷

梅雨に入って一ヶ月余り、梅雨明けも間近と思われるが、今年の梅雨の間、夕焼けが印象的だったことが何回かあった。「夕焼」は夏の季語で、歳時記によると「大気中の分子や浮遊微粒子によって、太陽光線の青色の光が散乱し、波長の長い赤色や黄色の光が多く通過することによって起こる。」とある。夕焼けは一年中起こるが、「夏の旱の頃は壮大な夕焼けを見ることが多く、印象も強いので、夏の季題となったものだろう。」とのこと。


真夏の頃の夕焼けと違って、梅雨の時期の夕焼けは、はなばなしく真っ赤に燃えることはないが、少し抑えた感じの赤がゆったりと西空に広がり、心に沁みてくるようだ。そして、暮れてゆくときの静けさもまた、梅雨の時期らしいと思われる。


6月3日の夕焼け



6月14日の夕焼け
「梅雨夕焼火のやうやがて水のやう  原田 暹」
空の青さが水のように静か



6月24日の夕焼け
このような形の雲は珍しくて驚いた



一日強雨と雷に見舞われた6月29日の夕空
午後7時頃ようやく日が射してきた
まだ雨雲が残っており、龍の顔のように見える
「梅雨の雷(らい)突堤を噛む波しぶき  小川 玉泉」


キッチンの窓染まりゐて梅雨夕焼 エリザベス
雨音のいよいよ激し梅雨の雷