朝焼けと灸花(やいとばな)

昨日は早朝散歩に出かけてみた。雲が多く、朝焼けはそれほど明るくはなかったが、やはり美しく荘厳な感じがする。「朝焼」は夏の季語になっていて、天気の下り坂の前兆だと歳時記にはある。


先ず立葵の様子を見に行ったが、約二週間前にはきれいな花を咲かせていた立葵もほとんど枯れていた。天辺に花が咲くと梅雨も終わりだと言われているので、当地も梅雨明けが近そうだ。


この夏初めて見かけた花は「灸花」(やいとばな)、正式にはヘクソカズラという、ちょっと可哀そうな名前があるが、その名の通り確かに匂いは強い。いつの間にか蔓を伸ばしてはびこり、小さな可愛い花をたくさん咲かせる。灸花と呼ばれるのは、花の形がお灸の形に似ているから。
高浜虚子の句に  名をへくそかづらとぞいふ花盛り  というのがある。




けふひと日恙なきこと朝焼に  エリザベス
ひそやかに数をふやして灸花