蝉、空蝉

いくら説明を聞いてもほとんど理解できない進路を取った今回の台風(?)、こちらも29,30日の二日間ずっと強い風が吹いた。


この風に吹き飛ばされていなくなっているだろうと思った庭の「空蝉」、なんとずっと葉の裏にしがみついたままなのには驚いた。すごい粘りだ!台風一過で少し暑さがやわらいだのか、今まで元気のなかったように感じた「蝉」の声も、今日はかなり元気に聞こえた。台風一過の青空は気持ちのいいもの


豪雨、猛暑、台風とご難続きだった7月も今日で終わり。8月は普通の夏の天候に戻って欲しいものだが、また猛暑がぶり返すとのこと!


▼ 「蝉の殻」「蝉骸」とも呼ばれる「空蝉」は恰好の俳句の題材 
  成虫が抜け出たあとの殻には眼や節などの跡がはっきりと残っている


   空蝉のなほ苦しみを負ふかたち  鷹羽 狩行
   空蝉となりたることをまだ知らず   〃




▼ ユーカリの木、桜の木に止まって鳴いている蝉 




▼ 台風一過の青空は気持ちがいい

 
まだ解かぬ祈りのかたち蝉むくろ  エリザベス
単線のドア開くたび蝉時雨
ぱりぱりに乾くタオルや油蝉  
 


夕焼け

6月の梅雨の時期の夕焼けも美しかったが、7月になってからの夕焼けもなかなか印象深いものが多い。空全体が赤々と燃えるような夕焼けはまだそんなに見られないが、日々違う形の雲に夕日が当たっているのは、なかなか興味深い景となっている。撮った写真を眺めていると、最初は気づかなかった雲の形が、動物のように見えてくることが多くて面白い。


   はふられし山羊のかたちに夕焼雲  原 裕


という句がある。先人たちも雲にいろいろな動物の形を見たに違いない。


▼ 鯨のような雲


▼ この日はかなり焼けていた
  じっと夕焼けを見ていると、しみじみとものを思う気持ちになる


     夕焼濃し吾にいかなる明日のある  加藤 三七子


▼ ピューマのように見えて来た夕焼雲


▼ これは火の鳥のよう


鳥になり獣になりて夕焼雲  エリザベス
火の鳥の飛び立ちさうな夕焼かな


涼を感じる

猛暑続きで、ゆっくりと散歩をしたり写真を撮ったりすることもできず、せめて今までに撮った写真で多少なりとも涼を感じようかと・・


近くの海(瀬戸内海)



風鈴



先日亡くなった彫刻家の流政之(ながれ まさゆき)氏作の「作り滝」
香川県高松市 四国村



7月2日(旧暦5月19日)の早朝の月


やはらかき風鈴の音にまどろみぬ エリザベス
朝月の少し欠けたる涼しさよ